お役立ちコーナー

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お内仏のお荘厳

最近、法事のお斎(食事)に変化が

今から20年ほど前、私が宝林寺に帰ってきた当時は、法事の会場は自宅の仏間、お斎もテーブルを並べて、仕出しを取るというのが一般的でした。その数年後には、お斎は料理屋さんのお迎えのバスに乗って移動するという形式に替わってきました。また法要自体も、駐車場の関係や、座布団に長時間座るのもシンドイということで、お寺のお庫裡が会場となるケースが増えてきて、現在、法事会場は自宅とお寺と半々くらいになっています。食事もバスのお迎えで外食というのがほとんどです。

しかし、昨年あたりから、お斎のあり方に少し変化が見られるようになってきています。お寺が法要会場の場合、仕出し屋さんから料理を取る方が少しずつ増えています。その理由の一つは、バスで料理屋さんへ移動するのが大変だという方が徐々に出てきたからだと思います。健脚の方ばかりなら問題はないでしょうが、バスの乗り降りも足の悪い方にとっては、かなり負担になるし、到着した料理屋さんでも、座敷は2階にある場合も多く、そこでもまた一苦労ということで、食事は食べずに法要だけ顔を出すという方もあるようです。

仕出し屋さんも、昔ながらのプラスチックのパック料理もありますが、ちょっと味気ないという方には、松花堂弁当のような、使い捨てではなくちょっと高級感のある食器を用いた業者さんが登場してきました。お寺や自宅なら、時間も自由になるので、早く帰りたい方は帰れるし、ゆっくりできる方なら、時間を気にせずに歓談することもできるので、何かと都合が良いようです。

最近よく、宝林寺にも来てくれている業者さんは、お願いすればお弁当の配膳もしてくれて、食べ終わったら、専用の箱に食器類を収めて玄関に置いておけば、回収もしてもらえるので便利です。

これから、ご法事をつとめられる方で、料理をどうしようか考えておられる方は、こういう業者さんも、候補の一つに加えてみてはどうでしょうか。お寺が会場の場合だけでなく、自宅にももちろん配達してもらえますよ。

業者さんの一例 → しげよし安城店
この時は10名ほどでしたが、3~40名までならお非時場で対応できます。
美しい中庭も楽しんでいただけます。

真宗の葬儀について

※ 平成29年の“終活”をテーマとした共同学習会において、事前の打ち合わせで終活カウンセラーの伊藤さんに、宝林寺の考える真宗の葬儀について説明させていただいた文章です。


通夜法要で、おかみそりの前に説明していること 

 

1.開式に先だって「おかみそり」を執り行います。 

 

2.「おかみそり」とは、お釋迦さまの「釋」の一字をいただいて仏弟子(ぶつでし)となるという意味です。

 

3.「仏弟子」とはどういうあり方かというと、私たちが生きていくということは、自分にとって楽しいことや都合の良いことばかりでなく、辛いことや悲しいことにも出遭っていかなければなりません。その楽しいことも、辛いことも、その両方を平等に受け止めて、そのことを通して自分自身の生まれた意義や、生きる喜びを見出していくということを、生涯の課題としていくという生き方です。

 

4.その意味で、本来は生前に法名を受けるのが正式ですが、現在はお通夜・お葬式のおりに法名をいただく場合が多いです。ですから今回の御葬儀で大切な方をお送りする私たちは、故人の生き様が、仏弟子として、生涯の課題に向き合った尊い御一生であったと受け止めつつお送りしましょう。

 

5.通夜法要の式次第の説明

正信偈、念仏和讃、回向 願以此功徳 法話 (所要時間 約40分)

 

6.真宗大谷派のお念珠の持ち方、合掌の仕方、お焼香の仕方の説明

 

 

通夜法要の後の法話の内容

 

仏教でお葬式をつとめることの意義として、二つの大事な柱があります。

1.まず、その方が幾つで亡くなったとしても、最期どのような亡くなられ方をされたとしても、故人の歩まれた尊い御一生に対し「ご苦労さまでした」と虚心に頭を下げていくということ。

 

2.次に、残された私たち一人ひとりの問題ですが、亡くなった方に対し「あたなの死を決してムダにしません」と心新たに一歩ふみだしていくこと。

 

以上の2点が整うということが大事です。だから、お葬式はお別れの儀式であるだけでなく、私たち一人ひとりが仏さまと共に歩み出していく新たな始まりの儀式であるという意味があります。

日ごろ忙しく、なかなか自身を振り返る時間が無い私たちですが、今日明日と、亡き人からの「生まれてきて良かったといえる人生を送ってほしい」というメッセージに静かに耳を傾けつつ、過ごしていきましょう


葬儀式について 

 

・真宗の葬儀と、その他の宗旨の葬儀のいちばんの違いは、葬儀の中で「受戒・引導」という儀式がないことです。 

「受戒がない」→在家仏教なので、戒(仏弟子の守るべき生活規範)を守ることを条件としないからです。

おかみそり(帰敬式)を受けて「法名」を名乗ります。

「引導がない」僧侶を含めて、人間には他の人をお浄土へ送ってあげる能力はないという考えに基づいています。「お浄土へ迎え取るのは、阿弥陀如来のえらばず・きらわず・みすてずというはたらきである」という考え方です。往生(おうじょう)(そく)成仏(じょうぶつ)で、誰でも命終えた時、阿弥陀如来のはたらきにより即時にお浄土へ往生し、仏さまと成らせていただけのです

・もう一つ、真宗の葬儀では“友引などの日柄えらぶといった迷信・俗信にたよらない”ということも特徴です。清め塩も必要ありません。仏教では亡き人は「仏さま」であるといただくので、決して生者に対してバチやタタリを及ぼす「鬼神(きじん)ではありません。

 

・現在、宝林寺の執り行う葬儀では、便宜上3つの儀式を一つの会場で行っています。(所要時間は40分~50分)

①「棺前(かんぜん)出棺(しゅっかん)勤行(ごんぎょう)」→本来は、ご自宅の仏間でつとめる法要です。お内仏のご本尊に「お世話になりました」とご挨拶します。

※ 内容 勧衆偈・念仏・回向

②「葬場(そうじょう)勤行(ごんぎょう)」→この部分が「葬儀」です。亡き人を葬送することをご縁として、仏さまの徳を讃嘆(さんだん)させていただく儀式です。

※ 内容 導師焼香・表白・(弔辞)・正信偈・和讃・回向

この後、花替えとロウソクの交換をします。

その間に弔電の奉読があります

 

③「灰葬(はいそう)勤行(ごんぎょう)」→本来は火葬場へ移動して、点火する前におつとめします。

※ 内容 三誓偈・念仏・回向

 

・宝林寺では、ご遺体の収骨の後のおつとめを「初七日法要」とは呼ばずに

「還骨法要」と言っています。当たりの初七日(1週間目)を自宅でおつとめするので、ここで「初七日」という言葉を使うと重複して紛らわしいからです。

※ 内容 仏説無量寿経・正信偈同朋奉讃・白骨の御文・法話

(所要時間は約50分)



中陰(七日参り)と忌明法要について

平安時代以降、『十王経』という死後の旅路の物語が世間にひろまりました。いわゆる三途の川や閻魔大王が出てくるお話です。 この世とあの世の境目を「中陰」といい、初七日・二七日・三七日~七七日(四十九日)と七日ごとに、7人の裁判官が死者の生前の行いを裁判に懸けて、死後の生まれるべき世界を定めるという構成です。本来は四十九日までですが、このあたりの真宗のお寺では、三十五日までに省略してつとめる場合が多いです。

他宗においては、七日ごとに残された家族や縁者が集まって法要をつとめ、いわば裁判官に対して情状酌量の嘆願をするというような意味合いで七日参りがつとめられてきています。こういう考え方を「追善(ついぜん)供養(くよう)」(死者の冥福を祈ること)といいます。ちなみに五七日の担当の裁判官が閻魔大王です。

しかし真宗においては、「仏弟子は死後に迷うということはなく、即時に阿弥陀如来の極楽浄土へ往生する」という考え方なので、追善供養の必要はありません。

 

では、なぜ七日参りをするかというと、大切な方を亡くされたということは、そのこと自体がとても大きなショックで、大きな日常の変化をもたらします。中陰の期間は、亡き大切な方を近親者と共に偲び、励まし合いつつ。亡き人からの「命にはかぎりがあるのだ。かけがえのないあなたの人生を、どうか悔いのないようにしっかり生きてくれよ!」という願いとして受け取っていくための大切な時間です。供養ということが、亡き人のために何かできることをさせていただくという意味だとするならば、亡き人の死を通して、私自身が生きていく上で大切なことを教えられ、新たな生き方が始まっていくということが、亡き人が本当に喜んでくれることではないでしょうか。

 

もう10年以上も前のことですが、あるご家庭で、90代後半で亡くなった喪主の方のお母さんの葬儀の後、七日参りのたびごとに兄弟や親族を集めて一緒にお参りしたあと、毎回ごちそうを用意して宴会が行われました。

三十五日のあと、酔っ払いながら、「この年になっても母親を亡くすのは、本当に辛い。でも毎回みんなと一緒にお参りして、その後いっしょに食事して酒を飲んで色々な話ができたことによって、何とか寂しさに堪えられた。みんな付き合ってくれて有難う!」といわれました。年をとった方の葬儀では、どちらかというと淡々と忌明法要までつとめられるご家庭が多いです。この場合はまれなケースかもしれませんが、大切な方を亡くされたショックの大きさを、私自身が考えさせられた貴重な経験でした。

 

内容 仏説阿弥陀経・正信偈同朋奉讃・御文(所要時間約40分)

お寺のスタンプカード「極楽カード」を作りました!

このたび、宝林寺のスタンプカード「極楽カード」を作りました。
ドラッグストアや飲食店などでも良くある手法なので、特に珍しい取り組みではありませんが、なかなか仏縁を結びにくい昨今、少しでも皆さまにお寺に足を運んでいただき、聞法のきっかけとなればと思い、このスタンプカードを作ることにしました。
「極楽カード」の入手は、お彼岸や永代経法要などの年中行事のおりに、本堂にて配布します。使い方は、ご法座にお参りいただく毎に、カードのますにシールを1枚ずつ貼っていくという方法です。(1日に1枚)
ますは全部で15ありますが、10枚シールが貯まったらステキなプレゼントを進呈します。
景品で釣るわけではありませんが、楽しみながらご法座にお参り出来る方法として、なかなか良いアイデアだと思うのですが、どうでしょうか?
今年もすでに年間行事予定をホームページ上に挙げてありますが、ぜひ1座でも多くお参りいただきますようお願いします。
カードの大きさは、ハガキ大の用紙を半分に折った形です。
細かい字ですが、今年度の行事予定の一覧も載せてあります。
これでも一応、まじめに考えた上での方法です。

お寺でご法事をお勤めできます。

「うちは仏間が狭いから」、「お参りに来て下さる方の駐車場はどうしよう」など、忌明法要や一周忌、三回忌などのご法事をお勤めされる年にあたる方からは、様々な心配をされる声をお聞きします。言うまでもなく、ご家庭のお内仏(仏間)でご法事をお勤めできるならば、それが一番良い方法であると思います。しかしながら、昨今の住宅事情や、お参りに来て下さる方が、足が痛くて正座ができないなど、以前ではあまり問題とされなかったようなことが理由でご法事をお勤めすることを躊躇されてみえる方もあるとお聞きします。

そこで、宝林寺檀徒の方には、寺のお庫裡を会場にしてご法事をお勤めするという方法を、ご提案させていただきたいと思います。お庫裡でご法事をお勤めする場合、冷暖房の問題、椅子席ならば40席ほど確保できるなど、ご家庭でご法事を勤めるにあたっての心配事を幾つかクリアできるかもしれません。必要ならばお非時場でお斎(会食)をすることも可能です。会場使用料は特に定めていませんが、ロウソク、線香、お花代込みで1万円ほどいただく場合が多いです。

ご法事をお勤めする時期が近づいてきて、どうすればいいのか分からないと迷ってみえる方は、一度、宝林寺までお問い合わせください。

【ご法事の式次第】
(一座法要の場合の例)
10:00 本日の法要の流れと作法についての説明
10:10 お経 『仏説無量寿経』・『仏説観無量寿経』
10:45 <休 憩>
11:10 お経 『仏説阿弥陀経』
11:25 正信偈同朋奉讃
11:40 法話
11:50 『御文』拝読 
11:55 終了 
※ご自宅でご法事をお勤めする場合も、庫裡でお勤めする場合も法要の内容は同じです。
一座法要の場合、およその所要時間は、1時間30分~2時間ほどです。
正午くらいに法要が終わってお斎をいただく事を考えると、法要の始まりの時間は、午前10時~午前10時30分くらいが目安となります。
その他、祥月命日の法要や、ご法事を二座お勤めしたいなど、法要の内容や始める時間などはご相談に応じますので、宝林寺まで遠慮なくお問い合わせください。

また檀徒以外の方でも、「亡き人の法要をお勤めしたいが、どこに頼んだら良いか分からない」という方には、どういう方法ならばお勤めできるか、一緒にご相談させていただきますので、ご遠慮なく「お問合わせ」より一度ご連絡いただければと思います。
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1周忌・3回忌などの年忌法要のお荘厳の一例。お花やロウソク・線香なども寺で用意します。
忌明法要のお荘厳。打敷もお花も白色のものを用います。
イス席で40名ほど座れます、冷暖房・駐車場もあります。
ある日のご法事の様子。
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